4-5年前、睡眠時間を削りに削って働いた挙句、とうとうプチうつ症を患ってしまった。
プチうつといっても、当事者である私はひどく辛かった。もう何もする気が起こらず、世界中の人たちから「無能」もしくは「役立たず」と蔑まされている気がして、毎日おびえていた。
職場に出かけたはずの足が、どうしても言うことを聞かず、なんとか辿り着いた駅施設にあるDVDショップの試聴コーナーで時間をつぶしていた。
そのとき、聞いたのが『m-flo』だった。
スタイリッシュでクールな楽曲にくわえて、高く澄んだ女性ボーカルの歌声とリズミッシュなラッピング、私の弱り果てた心と身体が震えて、癒されていくのがわかった。魂が浄化されるとはこういうことかと思ったくらいだった。
その『m-flo』が豪華なアーティストたちとのコラボで臨んだライブDVDである。見れば納得、聞けば思わずリズムをきざんでしまうことだろう。
現在、私たちの住む社会は政治・経済状況の激変でとんでもない状況にある。その嵐のなかで、身も心もすっかり疲れてしまった人たちが沢山いる。
「うつ」という恐ろしい病に罹って、生きていけないと考えてしまう人たちも多いことだろう。
しかし、諦めてはいけない。
たしかに、音楽を聴いたところで何が変わるといったご指摘もあろう。
音楽を聴いても、現実の苦しい状況は何も変わらないかもしれない。でも、音楽を聴くことで痛めつけられた心や魂が癒され、復活するとすれば・・・
また、心や魂があたらしい勇気と力を湧きあげて、ふたたび立ち上がることができるとすれば・・・
どんなにいまの状況がひどいものだとしても、かならず素晴らしい未来はある。
音楽は「素晴らしい未来を信じさせてくれるもの」なのだ。


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